お知らせ・コラムNEWS / COLUMN


| 事件番号等 | 平成27年(行ケ)第10247号 審決取消請求事件 | ||
| 裁判年月日 | 平成29年3月16日 | ||
| 担当裁判所 | 知的財産高等裁判所(第2部) | ||
| 権利種別 | 特許権(「紙オムツへの吸水剤の使用」) | ||
| 訴訟類型 | 行政訴訟:審決(無効・不成立) | ||
| 結果 | 審決取消 | ||
| 趣旨 | 1 特許庁が無効2014-800155号事件について平成27年11月10日にした審決を取り消す。 2 訴訟費用は被告の負担とする。 | ||
| 取消事由 | 1 取消事由1(相違点1の判断の誤り) 2 取消事由2(サポート要件の判断の誤り) | ||
| 裁判所の判断 | ・甲1発明において,相違点1に係る本件訂正発明の構成とすることは,当業者が容易に想到し得るものと認められ,これと異なる審決の判断には誤りがある。 ・審決は,甲1発明において,相違点1に係る本件訂正発明の構成を想到することが困難であることから,相違点2及び3について検討するまでもなく,本件訂正発明は甲1発明から当業者が容易に発明をすることができたものであるとはいえないと結論付けたものであるから,上記相違点1に係る審決の判断の誤りは,審決の結論に影響を及ぼすものであるといえ,取消事由1は理由がある。 ・よって,取消事由2について判断するまでもなく,審決にはその結論に影響を及ぼす違法があるから,原告の請求を認容する。 | ||
| キーワード | 進歩性(相違点の判断) | ||