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知財裁判例速報

平成29年(ネ)第10002号 特許権侵害行為差止請求控訴事件:雨水浸透坑掘削装置,雨水浸透管敷設工法

  • 2017/07/03
  • 知財裁判例速報

事件番号等

平成29年(ネ)第10002号 特許権侵害行為差止請求控訴事件

裁判年月日

平成29年6月14日

担当裁判所

知的財産高等裁判所(第3部)
(原審・東京地方裁判所平成28年(ワ)第15029号)

権利種別

特許権(「雨水浸透坑掘削装置,雨水浸透管敷設工法」)

訴訟類型

民事訴訟

結果

控訴棄却

趣旨

  1. 原判決を取り消す。
  2. 被控訴人は,原判決別紙装置目録記載の装置を使用してはならない。
  3. 被控訴人は,原判決別紙装置目録記載の装置を使用して原判決別紙方法目録記載の工事方法を実施してはならない。

争点

(1) 本件発明1①及び⑦の技術的範囲への属否
 ア 被告装置につき,文言侵害ないし均等侵害の成否(争点1-1)
 イ 被告方法について(争点1-2)

(2) 本件発明2の技術的範囲への属否(争点2)

(3) 本件発明3の技術的範囲への属否(争点3)

裁判所の判断

  • 被告装置は,文言侵害及び均等侵害のいずれの観点から見ても,本件発明1①の技術的範囲に属しない。そうである以上,争点1-2(被告方法について)についても,被告装置の使用を前提とする被告方法は,本件発明1①に従属する本件発明1⑦の技術的範囲に属しない。
  • 控訴人らの請求はいずれも理由がなく,これらを棄却した原判決は相当であって,控訴人らの控訴はいずれも理由がないから,これらを棄却する。

キーワード

構成要件充足性/均等侵害(第1要件)


 

判決文